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202406/25

Tweed Studyコース

第150回TWEED STUDY COURSEを受講して

36_1 36_2 36_3 2024年6月に行われたTweed study courseを受講しました。
福岡から羽田、ロサンゼルス経由でTucson国際空港までかなりの長旅かつ久しぶりの本格的な海外で緊張しましたが、Lodge on the Desert Tucsonホテルに前日入りできました。年齢がインストラクター側に近いこともあり、3セットのタイポドントを1週間でこなすことに体力的な不安を感じての参加でした。ですが、入局した頃を思い出し、ある程度の経験を積んだ上での参加ではありましたが、大変良い学び直しの機会となりました。
 日替わりで異なるインストラクターから指導を受けますが、最初のインストラクターは特に厳しくアーチやループの基本的なベンディングテクニックのチェックを下さり、耳学問でなんとなく処理してしまっていたところを改めて見つめ直すことができました。また、実習の合間に行われるレクチャーは、どの症例も長期経過がきちんと提示されており、ディボンド直後の咬合だけを考えるのではなく、コントロールされたデンチャーリカバリーを保定中に得るための治療フィロソフィーであることが、本当の意味で理解できました。これは、実際のコースに行ってその場の空気や保管された資料・歴史に触れてみないと解らなかった事でした。
 コースでは、6人程度のグループに別れての受講でしたが、両隣の若い日本の先生と対面のイタリアの先生達、日本からのインストラクターにも大変お世話になり、矯正の事だけを考えて過ごすことのできた大変楽しい貴重な1週間となりました。晩は沢山の交流会も開催され、若いパワーに圧倒されながらも色々な国や他大学の先生の話を聞くことができました。
最後に、Dr. Vadenをはじめ Tweed study courseの素晴らしいインストラクター陣、受講をサポート下さった日本Tweed矯正歯科研究会の皆様と、長期出張を許可して下さった大学関係者、並びに快く私の背中を押して下さった河合先生に心よりの感謝を申し上げます。

玉置幸雄
福岡歯科大学矯正歯科学分野
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