2017年9月10日～20日、アメリカアリゾナ州、Tucsonで行われたTweed Courseに、インストラクターとして参加しました。
Tweed Courseは、70年以上の歴史を持ち、このように長きに渡って継続して行われているコースは、世界中でも他に類を見ませんが、現在は年に4月、6月、9月と3回行われており、毎回世界各国から100人以上の受講生が参加しています。今回はアメリカは勿論、スペイン、フランス、ドイツ、デンマーク、レバノン、サウジアラビア、韓国、中国、フィリピン、日本と118人の参加があり、日本人は8名の先生が参加されました。
コースでは、講義を交えながら、べンディングエクササイズから始まり、4ケースのタイポドント実習を行います。毎日かなりハードなスケジュールで10日間過ごしますから、その分得られるものも多いことは間違いありません。
また、パーティもコースの半ばと最後などにありますので、一緒に頑張ってきた世界中からの生徒さん同士が友人関係となり、そんなインターナショナルな醍醐味があることも、Tweed Courseならではと思われます。

また、このTweed Courseが行われている建物は、故Tweed先生が、私財で購入され、その後を引き継がれた故Merrifield先生も大変な貢献をされました。その先人の私利私欲でない、公のための精神が、今に受け継がれ、現在は Course directorのKlontz先生、Vadon先生が、勢力的にコースを運営され、受講生の皆さんがより良く学べるよう日々考えて努力なさっており、それに従ってインストラクターもコースでは誠心誠意、皆さんにお教えしています。
ですので、ハードな毎日であっても、最後には皆さん充実感と達成感を味わうことができるせいか、今回も写真を見てお解りになる通り、皆さんとても良い笑顔をなさっておられることが、見て取れると思います。
私自身もインストラクターとして参加するたびに体力的には大変なものの、何か大切なものを代わりに頂けている様な気さえします。
そんな、Tweed Courseへ、他では体験できることにない世界へ、あなたも一生のうちに参加してみてはいかがでしょうか！？